治療院日記

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2018年08月11日(土)   今日も体調が良くないですね(−−;

今日は午前中の仕事はそこそこありましたが、午後は暇でした。
しかし、体調が悪くてぐったりでした。
めまい、耳鳴り、吐き気、疲労感など。
6,7年前、クモ膜下出血後。その時に首、側頭骨の骨折、その後遺症がいろいろあり、それ以来、自律神経の乱れが酷くなりました。それでも当時にくらべればずいぶん良くなったのですが、さすがに今年の猛暑のダメージ。
普段の数倍の不調でした。

たいして仕事をしていないのですが、このペースですらぐったり。
いつまで仕事をやれるやら・・・です。
まあ、元気な日もあるのですが、細く長く力をセーブして店を続けていけたらと思います。

鍼灸師は体力と精神力をかなり消耗するんですよ。
特に私は体が弱いのでHPが低いのです。
いずれは力尽きて撤退の時が来ると思います。
かと言って家で長期療養も嫌なんですよ。
皆さんと世間話をしたり、だらだらと治療業をするのも楽しいんですよ。
本当に皆さまから社会勉強というか、いろいろな刺激で成長させて頂きました。
私のようなバカが、とりあえず普通くらいになれました。
ありがたいことです。

2018年07月27日(金)   体調不良

連日の猛暑からいつもの夏に戻りつつあり、体感的にだいぶ楽になったと思います。
しかし、私の場合、首と頭の骨折の後遺症で耳鳴りとめまいがありますので、この異常気象の影響で疲弊、衰弱しました。
後遺症が爆発という感じです!

昨日は酷かったです。
頭、クラクラで寝ていても回転している状態です。
すぐに鍼をして昼寝したら治まったのですが酷く疲れました。
今日は元気になりましたが、古典のつづきを書くのは後日にします。

この陽気だと店が暇気味で丁度いいですね。
もともと虚弱でしたが、6,7年前に大病をしてから、さらに弱くなりました。
鍼に助けられましたが、それでも無理はできません。

細く長く地味に仕事を続けていけたらと思います。

2018年07月24日(火)   古書3

新しい本と違い古書は状態の良し悪しがあります。
下の写真左は入手した直後で白カビまみれの状態、右は洗浄した後です。
汚いですね(;゚ロ゚)
アルコールを吹き付け布でやさしく拭くと綺麗になります。
その後、風通しのよい日陰で干します。
でも、あの白カビってチーズとかで食べますよね。
確かカマンベールでしたっけ?
大丈夫なのかな。

それでは前回の易傳序を訳していきます。
易傳序
易變易也。隨時變易以從道也。
其爲書也、廣大悉備。
將以順性命之理、通幽明之故、盡事物之情、而示開物成務之道也。
(訓読)
易伝序
易は変易なり、時に従い変易して、以て道に従うなり。
その為の書たるや、広大にしてことごとく備わる。
まさに生命の理に従い、幽明の故に通じ、事物の情を尽くして、物を開き務めを成す道をしめさんとす。

何のことやらです。
変易というのは「変化し易い」という事です。
易という言葉は物事が変わる事を言います。
幽明はあの世とこの世です。
内容は、こんな感じです。

物事は変化し易く。
その変化を広く扱う書物がこの易経であり、
生命の理に従い、目に見える現象や見えない現象に通じて、物事の状態を知り、人生を開き道を示すものである。

最初の漢文から解釈次第で分かりやすくなります。
古典は解釈により生きるものです。

では、次回つづきを。

2018年07月23日(月)   古書つづき

江戸の学問である四書五経、その筆頭にあるのが易経です。
江戸中期以降に多く上梓されました。
木版本で、多く現存しているので安く入手できます。
その易経の序文に程頤先生の辞が掲載されているので紹介します。
まあ、治療院とは全く関係ないのですが。
暇つぶしに読んでください。

まず原文を。
易傳序
易變易也。隨時變易以從道也。
其爲書也、廣大悉備。
將以順性命之理、通幽明之故、盡事物之情、而示開物成務之道也。
聖人之憂患後世、可謂至矣。
去古雖遠、遺經尚存。
然而前儒失意以傳言、後學誦言而忘味。
自秦而下蓋無傳矣。
予生千載之後、悼斯文之湮晦、將俾後人沿流而求源。
此傳所以作也。
易有聖人之道四焉。
以言者尚其辞、以動者尚其變。
以制器者尚其象、以卜筮者尚其占。
吉凶消長之理、進退存亡之道、備於辭。
推辭考卦可以知變。
象與占在其中矣。
君子居則觀其象而玩其辭、
動則觀其變而玩其占。
得於辭不達其意者有矣。
未有不得於辭而能通其意者也。
至微者理也。至著者象也。
體用一源、顯微无間。
觀會通以行其典禮、則辭无所不備。
故善學者、求言必自近。
易於近者、非知言者也。
予所傳者辭也。由辭以得其意、則在乎人焉。
有宋元符二年巳卯正月庚申河南程頤正叔序。

ゆっくり解読していけば簡単なのですが、いきなりだと理解不能だと思います。
古い漢文な上、とっつきにくい易の解釈なので読めても意味が分かりにくいのもあります。
コツがいります。
解釈の仕方も人それぞれですし。

つづきは次回。

2018年07月13日(金)   古書

また、治療と関係ない堅苦しい話なんですが、私は江戸中期の芝山後藤先生が文化9年(1812年)に販売した易経の木版本を何冊も集めています。
同じような本を何冊もと思うかもしれませんが、保存用、読む用、念の為用( ̄∀ ̄)。
それに、年代が古いので欲しい!などバカな話ですが、とりあえず欲しいのです!・・・でも貧乏なので安く買えた時だけです。
下の写真はだいぶ前に安く入手した本ですが、保存状態がとても良く、訓読の送り仮名とか読みやすいです。

その前書きに伊川易伝の易傳序が掲載されています。3ページ程です。
伊川易伝というのは、中国北宋時代の儒学者で有名な程頤先生の本です。程頤は「ていい」と読みます。

写真の左端に、有宋元符二年巳卯正月庚申河南程頤正叔序とあります。
これは宋の時代、元符二年巳卯正月、つまり西暦1099年の旧正月(2月)に河南にて程頤正叔が記したという事です。日本では平安時代です。
易学は北宋の程頤から100年後、南宋の朱熹へと繋がります。朱熹は江戸の学問に多大な影響を与えた朱子学の学者です。

易経の本文は紀元前1000年頃の殷周の占術記録ですが、それが漢、三国、晋、南北朝、隋、唐、宋と千年間受け継がれ、日本に伝わり江戸期に花開きました。
江戸期では寺子屋や貸本屋、藩校などで教科書として親しまれた本ですが、その易経の序文に程頤先生の序文が掲載されているので読まずにはいられません。
前書きは作者の気持ちの塊です。特に注釈本では重要な意味を持ちます。
私もたまに誦しています。
訓読や現代語訳がネットで検索しても出てこないので、ここで訓読、現代語訳を掲載していこうかと思います。
まあ、治療にまったく関係ないですが、良い話でもあるので。
易にしても論語にしても、紀元前の春秋戦国時代以前から続く波乱の歴史で多くの賢人が残した格言、生き様が日本海を渡り、そして江戸の文化となり今につながる。

最初は紀元前1000年以前→西暦1099南宋の程頤先生→1812年の芝山後藤先生→そして現在2018年。

太古から続く時空を超えたロマンを感じますよね。

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