店日記

易占い
2018年03月04日(日)
易占いでは筮竹という竹の棒を使いますが、実は1〜8の数字が出れば何でもいいんですよ。
単純に頭に浮かんだ数字でもいいんですよ。
ようするに『おみくじ』です。
私は趣味で占うだけですので、主に手軽なサイコロを使います。でも、単に数字が彫り込まれている八面サイコロでは雰囲気が出ないですよね。
そこで、数千円と少し高価ですが、易用のサイコロを使っています。
それを100均の小箱に入れてあります。
写真(左)がそれですが、とても良い雰囲気が出ていると思いませんか?
やっぱり占いって雰囲気が大事だと思うんですよ。
趣味はこだわるものですし。
コーヒーや紅茶もオフィスで紙コップで飲むより、お洒落な喫茶店で品の良いカップの方が美味しい気がしますよね?
占いも同じです。
やっぱり雰囲気、ムードがある方が楽しいです。
3500年前は神獣である亀の甲羅を焼き亀裂から占っていました。ちょっと残酷ですが、数万の兵の生死をかけた戦の決断は、派手にしないと兵や臣が意気投合できなかったのでしょう。
史記でも、兵の戦意を上げる為に吉兆を作り出した話もあります。
でも、手間がかかりすぎて2500年前から筮竹が使われるようになりました。
現代はサイコロあるいは、コンピューターになりつつあります。
でも、パソコンのアプリだとさすがにムードがありません。
ギリギリ、サイコロが許せる所です。
ちなみに、写真(左)のサイコロの卦は『火風鼎』(かふうてい)と言います。私が好きな卦の一つでゲームのIDとかに使ったりします。
写真(右)は火風鼎の鼎(かなえ)です。これは殷代〜漢代の土器・・・まあ、鍋です。と言っても単なる鍋ではなく祖先や神を祀るようなイベントに用いた神具です。
3本足で倒れにくいので国家の安定、また賢人を招待した事からも物事が上手く行く意味もあります。
皆さまの治療も『火風鼎』でありたい所ですが・・・なんか暇です。

- WebCalen -