店日記

沢風大過、上爻
2018年06月06日(水)
私にとって易占は単なる趣味ですが、悩んでいる時は気持ちを切り替えてくれます。
・・・いや、逆に落ち込む時も(-_-;)

さて、空き巣被害を機に閉店すべきか継続すべきかを易占した結果、「沢風大過」の卦を得ました。
「大過」が名称で、写真は基本図象になります。
原文はこうです。

大過、棟橈。利有攸往。亨。

訓読すると、大過は棟橈む。往く所有るに利ろし。亨る。
現代語訳すると、屋根がたわむが、進んで行っても通る、願い事は叶う。
これでは、さっぱり意味が分からないです。
易の解説文は以下です。

(彖傳)大過、大者過也。棟橈。本末弱也。剛過而中。巽而説行。利有攸往。乃亨。大過之時。大矣哉。

分かりやすく説明すると、大過とはやりすぎ、度が過ぎた行為です。
度が過ぎた行為でも通る事があります。
例えば、人に敬意を払いすぎた場合などです。
過度な気遣いで相手は迷惑がるかもしれませんが、相手を思う正しい気持ちであれば納得してくれます。
逆に過度な行為で咎めを受ける事があります。
例えば無駄遣い、無理な仕事、強引な要求などです。
過度な行いで家や人生が傾きます。
つまり、過度には良し悪しがあります。
そこで占いの答えは、正しい行いであれば過度でも何とかなる。
そうでなければ人生傾くという事になります。
ここまでが大過の大まかな意味です。
この全体像を元にストーリーが進行していきます。
次回は上爻、爻辞の解説を。

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