店日記

古書つづき
2018年07月23日(月)
江戸の学問である四書五経、その筆頭にあるのが易経です。
江戸中期以降に多く上梓されました。
木版本で、多く現存しているので安く入手できます。
その易経の序文に程頤先生の辞が掲載されているので紹介します。
まあ、治療院とは全く関係ないのですが。
暇つぶしに読んでください。

まず原文を。
易傳序
易變易也。隨時變易以從道也。
其爲書也、廣大悉備。
將以順性命之理、通幽明之故、盡事物之情、而示開物成務之道也。
聖人之憂患後世、可謂至矣。
去古雖遠、遺經尚存。
然而前儒失意以傳言、後學誦言而忘味。
自秦而下蓋無傳矣。
予生千載之後、悼斯文之湮晦、將俾後人沿流而求源。
此傳所以作也。
易有聖人之道四焉。
以言者尚其辞、以動者尚其變。
以制器者尚其象、以卜筮者尚其占。
吉凶消長之理、進退存亡之道、備於辭。
推辭考卦可以知變。
象與占在其中矣。
君子居則觀其象而玩其辭、
動則觀其變而玩其占。
得於辭不達其意者有矣。
未有不得於辭而能通其意者也。
至微者理也。至著者象也。
體用一源、顯微无間。
觀會通以行其典禮、則辭无所不備。
故善學者、求言必自近。
易於近者、非知言者也。
予所傳者辭也。由辭以得其意、則在乎人焉。
有宋元符二年巳卯正月庚申河南程頤正叔序。

ゆっくり解読していけば簡単なのですが、いきなりだと理解不能だと思います。
古い漢文な上、とっつきにくい易の解釈なので読めても意味が分かりにくいのもあります。
コツがいります。
解釈の仕方も人それぞれですし。

つづきは次回。

- WebCalen -