店日記

三葉虫
2019年03月10日(日)
申し訳ございません。
電話に出れず、出ても予約が入れられない。
そんな日々が続いていました。
例のごとく、寒暖の差からか、私の体調不良で治療人数を減らしていました。
そんな訳で、体力的にのんびりしていました・・・すみません。
そもそも、常に営業活動もだらだらですよね。
HPの更新もせず・・・まあ、新規の方が来なさそうな内容なので、根本的にまずい気もしますが。
しかし、最近は体調がやや良くなってきましたので頑張れそうです!
※本来、治療師は元気であるべきです。

まあ、それはともかく三葉虫の話を。
いつも易経の話ばかりなので、たまには違う話を。
私は化石収集で三葉虫のみ集めています。集めやすいのもあるのですが、彼らはとても魅力のある生物です。
下の写真のようにダンゴムシのような形状です。
丸くて愛嬌のある生物ですよね?
・・・とは言え、気持ち悪い方もいると思いますので、虫が苦手でしたら写真をクリック(拡大表示)しない方が良いと思います。

三葉虫は古生代の生物で、カンブリア紀に発生してペルム紀に絶滅しました。
彼らが生きた時代は約5億4000万年前〜2億9000万年前で、2億9000万年も生き延びたすごい生物なのです。
人類が700万年と考えるとすごいですね。
ちなみに易経の歴史は3500年と古生物とは比較にならないくらい短いです。
鍼灸の歴史は2500年とさらに短い。

その古代の生物である三葉虫の魅力はユニークな形だと思いますが、約1万と種類が多い、多様な形状、そして化石として多く産出される点にもあります。
集めて面白い三葉虫。
写真左は、rehamnanusという2センチ程度の小型の三葉虫です。右はGerastosという同じく2センチ程度の三葉虫で、ともにデボン紀という時期に生きていた三葉虫です。
写真を見ても分かる通り、結構はっきり形が残っています。
モロッコの地層から出た物で、なかなか良質の化石だと思います。
右の三葉虫なんか、鼻の所(※実は胃腸)の粒粒がはっきり分かります。両側の顎の尖りも中々いい感じです。
彼らはダンゴムシのようだけど海で暮らし、海底の泥から有機物を掬い取って食べていたようです。
エビやシャコの甲殻類に近い感じですが、甲殻類とも虫とも違う種です。
カブトエビやカブトガニの祖先でもありません。
三葉虫はペルム紀に絶滅したので、彼らの子孫は現存していません。
中には60cmくらいの巨大なのもいました。
昔はトンボも巨大なのがいましたし、今とは違う世界です。
想像すると面白いです。
また、次回。

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