店日記

Sorcery
2020年03月08日(日)
ずっと暇だったのですが、先週の金曜と土曜は混雑しました。
暇に慣れていて体がなまっていたようできつかったです。
毎年、春頃からは易経の翻訳を始めるのですが、気温の変化が激しいせいで疲れて気力がでません。
そうそう易経って皆さまにも身近な存在なんですよ。
実は易経は横浜とは切っても切れないご縁があります。
有名な高島嘉右衛門です。
易聖と言われた実業家、嘉右衛門が易占で事業を成功させ、横浜の埋め立て、鉄道、ガス灯などの事業に貢献しました。
高島町の地名は、高島嘉右衛門の名前から来ています。
すごい人でした。
その易経の原文は3000年くらい前の古代中国なんですが、私は江戸期に大量に出版された木版の漢文を翻訳しています。
しかし、今回は疲れて気力が・・・。
そこでまったく関係ないゲームブックの話を。
写真は1983年に出版されたスティーブン、ジャクソンのソーサリーというイギリスの本です。
ゲームブックはRPGを本にしたような感じです。
私のコレクションで全4巻+魔法の書です。
今は何でもコンピューターで綺麗に作りますが、40年前の古い時代の本は違った良さがあるんですよ。
結構、貴重な本で大事に保管しています。
挿絵はジョン・ブランチという人で、暗い絵の感じがとても好きです。写真中、右は魔法の書の挿絵です。
そのうち本文の挿絵も紹介していきたいと思います。
約40年前の本で古書とは言い難いのですが、今の時代にはない古風な感じがあります。
安価なペーパーバックですが、経年劣化していい感じになっています。
何もやる気が出ない時は、コレクションしている古本を眺めていると癒されます。
コロナで外をウロウロするのは避けたいですしね。
しばらくは治まらない感じです。

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