店日記

昨日も混雑しました。
2021年06月03日(木)
水曜日は混みました。
いや、厳密に言えば普通だったのですが、
コロナ禍で暇に慣れていた為、普通にこなすのが体力的にきつかったです。

・・・いつもの事で、あんまり言いたくはないのですが、
やっぱり私も中高年で年齢的、もともとの病弱さから店を回すのがきついです。
特に、梅雨前の湿気、寒暖の差で、めまい動悸などが出てきます。
クモ膜下の後遺症もあるでしょう。
この季節の影響、感じない人には辛さがわからないんですよね。
本当にきつい。

また、掃除でちょっと無理をすると、あちこち痛くなります。
しかも、若いころのようにすぐには治らない。
嫌なものです。

そのため、古典の翻訳も最近はサボり気味です。
仕事と家の事で精一杯です。

鍼治療そのものは体を元気にしてくれますが、
あくまで回復するきっかけを与えてくれるだけです。
各個人、その人が持つ病弱な体質を完全に消し去る程ではありません。
少し元気にする程度です。

まあ、さらに効果を上げることもできるのかもしれませんが、その辺は若い鍼灸師達にお任せします。

鍼灸に限らず、マッサージ、整体・・・いろいろな治療があると思いますが、若い人に頑張ってもらいたい。
特に鍼に関しては、資格取得後の鍛錬がそこそこ必要だと思います。
数こなして覚えていくもの。
基本は先人の足跡を辿る旅路ですが、もしかしたら目新しい何かがあるかもしれません。
優れた治療家ならば見つけるかもしれません。
そういう研究なども頑張ってほしいものです。

私など、結局、たいして活躍できなかった。
細く長くだらだらやっていましたが、多少は社会貢献できた気もします。
いや、世間話で皆さまを気分転換させていただけかもしれません。
まあ、それでも長く通ってくれた人には感謝しております。

しかし、一日一日が重い。
皆さまも仕事をしていると、そう感じる方が多いのではないでしょうか。
鍼をすれば体は軽くなると思います。
病気が治らないまでも、一日がほんの少しでも楽になれば幸いです。

そんな気持ちで、明日も頑張ります。
よく、皆さまから元気づけられたりします。
ありがとうございます。

追記
久しぶりに易占いをしてみました。
占断は、地火明夷、上爻

明夷。利艱貞。
彖曰、明入地中明夷。内文明而外柔順、以蒙大難。文王以之。利艱貞、晦其明也。内難而能正其志。箕子以之。
上六、不明晦。初登于天、後入于地。

明夷は明かりが滅ぼされるという意味です。
この辺りは、だいぶ前に翻訳しました。
出来も悪くはないので、次回、日記で解説します。
体力があるときに。

簡単に言えば、力が尽きて来たということです。
日が沈むという話。
易経では三大艱難の一つですが、私はきらいではありません。
戒めの言葉ともとれます。
平家物語の冒頭にある「盛者必衰の理」を説いているような卦辞です。
ただ、衰亡するにしても、穏やかに行きたいものです。
それについては高齢化社会の日本にも言えることですが、老人が威張る社会ではなく、穏やかに去る。
そんなのが理想の終活かもしれません。
まあ、話がゴタゴタと長くなると、自分でも何言ってんだかわからなくなるのでこの辺で。

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