店日記

ルンバは画期的
2021年07月01日(木)
梅雨は嫌ですね。
体が重く、頭痛や肩こり、腰痛が悪化します。
私などクモ膜下出血、首頭の骨折の後遺症、めまいや耳鳴りがきつい。
毎日、ルンバのように這いつくばって頑張っています。

それと治りかけていた腱鞘炎が梅雨で悪化しました。
50歳ともなると若くありません。どんな病気も治りづらい。うまくつきあっていくしかありません。
でもルンバのおかげで助かりました。
ルンバがいなければ、重い掃除機で手首の腱鞘炎がどうなっていたか。

くどくどと申し訳ございません。
とにかくルンバ961をアマゾンのプライムセールで買って良かった。
前のアレクサ同等のヒット商品でした。

10数年前の発売当初からロボット掃除機が欲しかったのですが、10万円前後と高額なので、貧乏人の私には手が届きませんでした。
ところが今回のプライムセールで、欲しかった上位機種900シリーズが激安の3万8千円!
ルンバ961は型落ちですが、マッピング走行できる優れものです。
961のナビゲーション技術はiAdapt 2.0で、最新の3.0より機能は劣るものの問題ありません。

さて、ルンバは本体のボタンで操作できますが、スマホのアプリを利用すると楽しい。
右下の写真はスマホで見れるマッピング画像ですが、ルンバが走りながら地図を作ったんですよ。
すごくないですか?
もはやゲームです。
それに本体の走行は生物的です。
実はマッピングした地図は寸法のズレが大きい。かなり歪んでいました。
たぶん、ルンバは視点が低いのでカメラでは正確に測量できない。底面のセンサーやタイヤの回転数から距離を測定しても、床の凹凸や摩擦の違いから正確にはでないでしょう。
ルンバが作成した地図は部屋の間取りとして見る分には問題ないですが、走行となるとこのズレは厳しい。
しかし、ホームに帰る時などはスムーズに障害物を避けてぶつからずに走っていきます。

どうやってんだろう?

おそらく、カメラとセンサーで走行して、現在位置と地図のズレを随時補正し続けているのでしょう。
車の自動運転なども同じだと思います。

この走行のスムーズさに感動しました。

それとアレクサやGoogleアシスタント、Siriなどのスマートスピーカーを使えば、音声で起動できていいです。
本体のスイッチでルンバに掃除をさせてもいいのですが、そのひと手間を省き、声で指示するのがいいですね。
まあ、指示と言っても掃除の開始、中断、ホームへの帰還、居場所を音で知らせるなど限られています。
それでもスマートスピーカーとの連携はなかなかのもの。

掃除に関しては、私がやるより遥かに丁寧です。
特に壁際の埃をブラシでこすり取ってくれるので、今まで汚かった壁際がきれいになりました。
ルンバが入れる隙間ならば、頑張ってグイグイ入りこみ掃除します(写真、中央下)。

また複数の部屋を掃除させる場合、部屋の敷居を乗り越えられるかどうか、そこが不安でした。
私は廃屋寸前の小屋に住んでいますので、今や常識のバリアフリーと真逆のバリアフル住宅。廊下と和室の段差が3センチもあります。
障害物競争の得意なルンバ君は2センチくらいまでなら乗り越えられますが、3センチはさすがに無理です。

そこで介護用のスロープを付けました。

そしたらルンバがスイスイと走れました。
おかげでリビング、廊下、脱衣所、和室と行動範囲が広がり、一階のほぼ全床を36分かけて掃除してくれました(トイレを除く)。

その後、二階にルンバを持っていき掃除させました。
二階もマッピングして綺麗に掃除しました。
怖かったのは、階段の際です(写真、左下)。
落下したら大怪我です。
ルンバ氏はギリギリの所まで掃除するのでヒヤヒヤします。

総合的に評価すると、私の場合は掃除の負担が7割くらい軽減したようです。
トイレや階段、冷蔵庫の横の細い隙間、棚の上や窓枠などは自分でやるしかありません。
ルンバのダストボックスのゴミを捨てる必要もあります。人が掃除から完全に解放されるのは、あと50年くらいかかりそうですね。
でも面倒な床の掃除の8割くらいはやってくれると、精神的な負担はだいぶ違います。
ルンバに掃除させながら、人は他の事を同時進行すれば早く済みます。
掃除の疲労が軽減するのは何よりうれしい。

とはいえ、人によっては掃除が運動になっていたり、部屋の形状、サイズなどで役に立たないこともあると思います。
床に物が散乱しすぎてもルンバは活躍できないと思います。
あとは床に濡れたものや、ルンバが走行するのに適さない物がある場合も使えないでしょう。
必ずしもルンバが必要とは限りません。

なにより私は掃除よりも未来的な技術を楽しみました。
他のメーカーのロボット掃除機のことは分かりませんが、iRobotのルンバはナビゲーション技術がすごいです。
やっぱりアメリカって、この手の開発力はすごく高いですよね。
こういうのを開発するのって楽しいだろうなと思います。

そして次に欲しいのはドローン。

しばらくはルンバを見て楽しめそうです。
ちょっと意地悪いかもしれませんが、あえて物を複雑な形に配置してルンバの活躍を見るなどの楽しみ方もあると思います。

次回のアマゾンプラムセールで治療院用に二台目を買います。

・・・それまで治療院が潰れていなければですが。

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