店日記

鍼灸業界の終焉
2023年09月02日(土)
皆様、元気でしょうか?
今年は異常な暑さでした。夏の疲れで調子を崩している方が多いと思います。コロナ、風邪、エアコンの冷えによる不調が多かった気がします。
私も酷い体調不良が続いてどうにもなりませんでした。でも、私は夏の暑さが原因でなく、3月頃から体調不良がでて,、あちこち痛みや異常がでました。今年の前半はかなり辛く、鍼で少しは楽にはなりますが、年齢的なものと、脳疾患と首、頭の骨折の後遺症はどうやっても治りません。だいぶ前から仕事を減らしてなんとかこなしていますが、最近は日記を書く余裕がまったくありませんでした。どちらかと言えば気持ちの問題かもしれません。・・・とまあ、そんな状況でしたが、古典の翻訳は続けていました。仕事を優先しなければならないのに申し訳ございません。でも、おかげさまで6月よりはだいぶマシになりました。なんとか仕事も頑張れそうです。

さて、今日は治療業界の将来を話たいと思いますが、ほとんど人にはどうでもよい話なので読む必要はありません。

・・・たぶん、今後、多くの治療院が閉店していくでしょう。

最近、私の経験と皆さまの情報から、そう確信しました。鍼灸や整体は、もともとブラック業界で有名ですが、残念ながら、さらに悪化していくと感じます。それでも若い鍼灸師、マッサージ師、整体師には頑張って欲しいとは期待はしていますが、この業界で生活していくのは、とても苦しいでしょう。
何故、このような状況になったのか?
もともと小さい市場に対して過剰養成気味だったのがありますが、今の廃業ラッシュの原因は物価上昇で、みんなが生活に余裕がなくなってきたからです。ほとんどの人にとって、鍼やマッサージは欠くことの出来ないものではなく、健康の為の補助的な行為です。本当に必要な医療は、病院、歯科医などで、鍼は一部、医療的な行為も含まれていますが、肩こり、腰痛、美容などが中心です。そういうのは自発的な運動や環境改善で緩和できます。もちろん、鍼がなにより効くので続ける人もいますが、そういう人は多くなく、治療院を繁盛させるほどの市場が大きくありません。競争原理で生き残こる所はわずかにあるでしょうが、それでも安定して長く続けるのは困難です。副業程度にほそぼそとやるならかまわないですが、この業界で生きていくのは相当なリスクがあります。
・・・すみません、暗い話で。
私など成功している訳でもなく、場末の貧困店主なのでアドバイスする資格はありませんが、この業界は長いので、鍼灸師や整体師を目指す方には注意をしておきたいです。非常に厳しいと思います。

・・・体調不良に続き、不景気な話でした。暗い話ばかりで申し訳ございません。ここで終わりにしたら最悪なので、せめて別な話題を。

かながわPayありがとう!
どうしても欲しい本があったのですが、高額過ぎてためらっていました。でも、かなペイを使ってお得に購入できました。
易経講話(全5巻) 写真下。
易学を学ぶ者にとっては重要な本です。図書館で読むこともできますが、手元に欲しいです。
しかし、6万6千円!本としては高額すぎる。中古でも6万と、ほとんど安くならない。しかも、最新版は文体が新しくなって読みやすいという話なので、欲しくてしょうがなかった。
10年以上、我慢してきました。
そして、ついにかなペイを使って2割引きで購入しました。・・・それでも52800円!(正確には66000円を払って13200円分のポイントが得られます)。本に52800円はきつい出費ですが、一生使える本なので、无悔(後悔なし)。
余談ですが、この易経講和の著者は公田連太郎氏です。1874年生まれの漢文学者で漢籍の本を大量に訳しました。漢文学を学ぶ者には有名な人です。私の尊敬する先生の一人でもあります。とはいえ、この先生の本がどうしても必要という訳ではありません。私も易関連の書籍はかなり読んできたので、目新しい発見は多くありません。それでも手元に置いておきたい本です。なにより、とてもお得に購入できたので、かなペイにとても感謝しております。
皆様もご活用してみてください。

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